「日本語書体十二撰」は、まず本ブログの第4章、第5章で取り上げた8書体を「日本語書体八策」として順次製品化していった。さらに残り4書体を「日本語書体四坐」として、第6章1–4にまとめたところである。
和字書体、漢字書体との組み合わせを網羅することを考えて「日本語書体十二撰」を構想したのだが、それとは別に構想していたのが「日本語書体三傑」なのである。
『+Designing』という雑誌にインタビュー記事が掲載された。取材は2017年8月17日に衆楽館閑谷学校前店で行われた。取材・文は島﨑肇則さんであった。その記事で「日本語書体三傑」の構想を紹介していただいた。
和字書体としては、「和字おゝはなぶさ Family 7」(2009年)、「和字おゝくれたけ Family 9」(2009年)、「和字おゝことのは Family 9」(2012年)としてリリースした。これに漢字書体、欧字書体を組み合わせて、グランド・ファミリーとして構築しようと考えたのである。
漢字書体においては、明治時代に東京築地活版製造所が制作していた近代明朝体・呉竹体・安竹体の主要3書体が復刻されることになり、欣喜堂としての第2の柱となりうるものだと考えている。
「KOおゝはなぶさ美華」ファミリー
「KOおゝくれたけ伯林」ファミリー
「KOおゝことのは倫敦」ファミリー
「KOおゝまどか美華」ファミリー
「KOおゝはるか伯林」ファミリー
「KOおゝたまゆら倫敦」ファミリー
「KOおゝはやと美華」ファミリー
「KOおゝくらもち伯林」ファミリー
「KOおゝみなもと倫敦」ファミリー
※2021年1月4日更新